

東京都板橋区 S邸

本棚が階段室との間仕切りになったリビング。トミタさんがS邸のためにデザインした照明。水の流れが美しく見えるシンクもオリジナル。
7坪の狭小住宅の中身は本、本、本。「本の重さで床が抜けそうだった」という理由から建てたSさんの住まいは、さながら漫画喫茶?
「前の家では単行本や漫画が2部屋を占め、倉庫も借りていました。大好きな本を読み返すこともできない状態に辟易し、『図書館のような家』をつくろうと決意したんです」とSさん。
設計を依頼した友人である建築家、トミタ・ジュンさんには「可能な限り本棚をつくること」以外はほとんどお任せだったと言う。
「出来上がった家は気に入らない所が探せないほど全部気に入ってます。狭小住宅なのに圧迫感がなくて屋上も居心地最高。照明やキッチンもトミタさんのデザインでトミタさんの作品に住まわせて貰っている感覚です」(Sさん)
愛する本たちに埋もれる心配もなく、Sさん夫妻は今日も嬉々として読書に耽っていることだろう。
所在地
東京都板橋区
主要構造
鉄筋コンクリート造4階建て
敷地面積
53.96m2
建設面積
23.12m2
延床面積
1階 22.49m2、2階 22.49m2、3階 22.49m2、4階 9.82m2、計 77.29m2
竣工
平成18年10月
設計
トミタ・ジュン
家族構成
夫婦

路地奥に建つS邸。緑の螺旋階段がポイント。階段に本棚を造ることで居室の広さを確保。
設計/株式会社アティモント・デザイン研究所
東京都渋谷区東3-21-1 aTIMONT Ebis 3F
TEL 03-3409-7586 www.atimont.com